歯を失う危険も!歯周病に注意しましょう
「歯周病」とは、炎症を起こした歯ぐきから出血し、進行すると顎の骨が溶け、やがて歯が抜けて落ちてしまう恐ろしい病気です。しかし、むし歯とは違って痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに重度まで進行してしまうことが珍しくありません。まずは以下のチェックリストで確認してみましょう。
上記に1つでも該当する項目があった方は、すでに歯周病にかかっている可能性があります。悪化する前に、杉並区高井戸の歯医者「佐藤歯科クリニック」までご相談ください。なお、該当項目がなかった方も、歯周病は誰にでも起こりうる病気であることを認識して予防・ケアを続けましょう。
歯周病は歯を失う1番の原因です
あまり知られていませんが、実は日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。痛みなどの自覚症状もなく進行するため、気づくのが遅くなることが大きな原因だと言えるでしょう。歯周病を防ぐためには、痛みがなくても定期的に歯科医院に通ってプロによるチェックと予防を受けることが大切です。
お口の様子を見ながら治療できます
当院では、歯周病の治療にあたって細菌の様子を目で見ることができる機器「位相顕微鏡」を導入しています。この機器で治療の前後にそれぞれお口の状態をチェックし、患者様自身にもお口の中がどのように改善していったのかを見ていただけます。本当に歯周病菌が除去されたのかも確認でき、歯周病再発リスクも検知できるため、位相顕微鏡は大変役立っています。
歯周病の進行段階
進行段階 | 症状 | |
---|---|---|
初期 | 歯肉炎 |
歯ぐきに炎症が起きている状態です。歯磨きをしている際などに出血しやすくなります。 |
中期 | 軽度歯周炎 |
顎の骨が溶けはじめた状態です。歯ぐきが腫れ、ブラッシングの際に出血が見られるだけでなく、冷たい水がしみたり、口臭が出たりします。 |
中等度歯周炎 |
顎の骨が半分くらい溶けた状態です。歯を指で押すとグラつきます。歯ぐきの腫れや出血に加え、歯が浮くような感じがしたり、口臭が強くなったりします。 | |
末期 | 重度歯周炎 |
顎の骨の3分の2以上が溶けた状態です。歯ぐきが下がって歯根が露出し歯が長く見えたり、膿が出て口臭がよりきつくなったりします。この状態を放置すると、最悪の場合、歯が抜け落ちます。 |
歯周病の治療法
スケーリング |
比較的軽度な症状の歯周病に対して行います。「スケーラー」という器具を使って普段の歯磨きでは取り除けない、歯に付着したプラークや歯石を除去します。 |
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ルートプレーニング |
スケーリングで除去しきれなかった、歯周ポケット奥深くにこびりついたプラークや歯石を「キュレット」という器具を用いて除去します。同時に、スケーリング後のザラついた歯面をなめらかに仕上げることで、汚れの再付着を防ぎます。 |
フラップ手術 |
中等度以上の進行した歯周炎に対して行う外科的処置です。局所麻酔をした後に歯ぐきを切開して顎の骨からはがし、露出した歯根に付着しているプラークや歯石を除去します。また、感染した組織も取り除きます。 |
スケーリング |
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比較的軽度な症状の歯周病に対して行います。「スケーラー」という器具を使って普段の歯磨きでは取り除けない、歯に付着したプラークや歯石を除去します。 |
ルートプレーニング |
スケーリングで除去しきれなかった、歯周ポケット奥深くにこびりついたプラークや歯石を「キュレット」という器具を用いて除去します。同時に、スケーリング後のザラついた歯面をなめらかに仕上げることで、汚れの再付着を防ぎます。 |
フラップ手術 |
中等度以上の進行した歯周炎に対して行う外科的処置です。局所麻酔をした後に歯ぐきを切開して顎の骨からはがし、露出した歯根に付着しているプラークや歯石を除去します。また、感染した組織も取り除きます。 |
より効果的な予防方法とは
普段からしっかり歯磨きをしている方でも、歯周病にかかってしまうことがあります。これは、歯ブラシでは届かない部分に細菌が入り込んでしまい、除去できていないために起こります。そこで当院では、歯磨きと合わせて「デンタルフロス」の使用をおすすめしています。歯ブラシの届きづらい歯と歯の間の汚れを除去することができます。
フロスを40センチほどの長さに切り、片側を左手中指に巻きつけます。
もう片方を右手中指に巻きつけます。
両手でフロスをピンと張り、歯と歯の間を
掃除します。